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Joshin webスタッフルーム
殺したい女 (1986)
殺したい女 久しぶりにたっぷりと笑えた喜劇。ギャグが言葉よりストーリーに依存していたからでしょうねえ。しかしベット・ミドラーのオバタリアンぶりときたら日本のオバサンたちも真っ青。そのミドラーの憎めない部分がこの映画の魅力です。

 しかしこの映画ほど、役者ひとりひとりの個性が生き生きしてるなって思った作品は珍しい。誘拐されるミドラーから、俗悪のかたまりのような亭主(ダニー・デヴィート)、彼をだます情婦(アニタ・モリース)にそのヒモ(ビル・プルマン)。ミドラーを誘拐する夫婦(ジャッジ・ラインホールド、ヘレン・スレイター)にそしてスケベな警察署長(ウィリアム・G・シリング)まで、それぞれが楽しいキャラクターを持っていてたいへん楽しませていただきました。

ジェリー・ザッカー、デヴィッド・ザッカー、ジム・エイブラハムズ共同監督、1986年アメリカ映画。
| oga. | 映画 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
大魔神逆襲 (1966)
大魔神逆襲 戦国時代、村の働き手をさらった隣国の領主は彼らをこき使って火薬工場を作ろうとする。父や兄を助けるために、4人の子供が魔神の山を越えようとする。雪景色が美しい大魔神シリーズ第3作。

 第2作で海が割れて魔神の登場、今回雪景色の中で初めて魔神が剣を抜くというように、話題性もたっぷり。2作目がスカだったのであんまり期待はしなかったのだが、シリーズ最終話の今回は第1作のスタイルにもどってなかなか楽しめた。

 子供が主人公になってちょっぴりファミリーな味つけになってはいるが、荒々しい魔神の描き方は好感がもてる。子供の演技は、特に日常生活を描いたあたりではすっごく生き生きしていて良い。さながら「スタンド・バイ・ミー」大魔神篇ってところだが、魔神が登場してからはなんともうそうそしくなってがっかりした。魔神にくわれてしまったんでしょうかねぇ?

出演 二宮秀樹、堀井晋次、飯塚真英、長友宗之、安部徹、名和宏、北林谷栄、早川雄二、堀北幸男、玉置一恵、浜田雄史、南部彰三。

森一生監督。1966年日本映画。
| oga. | 映画 | 14:04 | - | - |
沙耶のいる透視図 (1986)
沙耶のいる透視図 ビニ本のカメラマンがディレクターに紹介された女性、沙耶。彼女とディレクターとカメラマンの三角関係を通して不思議な男女の営みを描く。土屋昌巳がなんともブキミで味のあるキャラクターを演じている。

 何か安部貞に近い物語です。男女の恋愛スタイルのひとつを描いた作品なんだと思うんだけど、沙耶という女の描き方がなかなか入念で監督もこの女のキャラクターにとっても入れ込んでるんじゃないかと思いました。

 土屋昌巳のなんともキモいキャラクターは印象的です。

出演 高樹沙耶、名高達郎、土屋昌巳、加賀まりこ

和泉聖治監督。1986年日本映画。
| oga. | 映画 | 12:57 | - | - |
ダントン (1982)
ダントン フランス革命の数年後のパリ。革命の英雄、ロベスピエールは公安委員会で恐怖政治の中心人物になり、共に戦ったダントンはこれを改めさせるためにパリへやって来る。最高にエキサイティングな歴史映画。

 人々を絶望のどん底へ追い込んだ恐怖政治を排除するためにパリへやって来たダントンと、今や恐怖政治の主役となったロベスピエールの対決をサスペンスたっぷりに描いた作品。人民の味方であり雄弁家で、ざっくばらんで飾らないダントン。対して国家の繁栄こそが人民の幸福だと信じて、不穏分子を次々とギロチンへ送るロベスピエールの見かけにこだわる仕草と、二人の描き分けが鮮やかで楽しめる。

 後半は人民裁判にもつれ込み、ダントンをギロチン送りにしようとするピエールと、逆に公安委員会を訴え証人をよこせと叫ぶダントン。そして体制側の国家繁栄と人民の幸福を目指すという理想が見る見る崩れていく様子を映画はエキサイティングに描いている。

 ラストのフランス人権宣言を高々とうたい上げるシーンでは、なかなか感動させられました。久しぶりにエキサイトした歴史、お勧めです。

出演 ジェラール・ドパルデュー、ヴォイチェク・プショニャック、パトリス・シェロー、ロジェ・プランション

アンジェイ・ワイダ監督。1982年フランス=ポーランド合作。
| oga. | 映画 | 12:55 | - | - |
白樺の林 (1970)
白樺の林 スイスへ留学していた弟が、重い結核にかかってポーランドの兄の元へ帰って来る。兄は昨年妻が死んだせいで重く沈んでいる。そんな時隣家の娘に心を奪われた弟は…

 主演の男優の結核にかかって蒼白な顔がなんとも不気味で、白樺の景色とあいまって不思議な雰囲気を出していました。しかしポーランドってとこは本当に娯楽も何もないところでびっくりしてしまいました。そんな中でピアノだけがみんなの心のよりどころになっていて、彼らの心理まで反映しているのにはびっくりしました。この頃の共産圏の映画ってのは重く沈んだものばかりですね。

出演 ダニエル・オルブリフスキー、オルギエルト・ウカシェヴィッチ、エミリア・クラスコフスカ、エリジビエタ・ゾレク、マレック・ペレペチコ、ジャン・ドマンスキー

アンジェイ・ワイダ監督。1970年ポーランド映画。
| oga. | 映画 | 13:10 | - | - |
ジョーズ'87 復讐篇 (1987)
ジョーズ'87 復讐篇 アミティ島の警察署長も心臓マヒで倒れ、長男はバハマへ、弟は警察官になっていた。そこへまた巨大鮫が登場し… 回を重ねるごとにつまらなくなってたが、久しぶりに第1作と同じ緊迫感が味わえた。

 すっかりB級作品に成り下がっていたジョーズシリーズだが、この作品は久々に息を吹きかえしてサスペンスフルで面白い。鮫が復讐のために特定の人間ばっかり狙うなんておかしいと思ってしまうが、考えてみれば海のロマン、だいたい10メートル以上の鮫がシリーズを通せばワサワサいるってのが珍事だから、復讐する鮫がいてもいいんじゃないかって気になってしまう。

 しかしあんな目にあわされたら、俺だったら絶対に海には近付かないだろうな。海にさえ近付かなければそこは安全地帯なんだから。そんな中を「今ここで潜らなければ、俺は一生潜れなくなる」と言って勇敢にダイビングして行く主人公に拍手を送りたかった。

 それにしても、あのあっけないラストはなんとかしてほしかったなぁ! ジョーズの1作と2作であれだけ勇敢に戦ったロイ・シャイダー署長が心臓マヒであっけなく死んでしまってるという設定も納得できなかったし。

出演 ロレイン・ゲイリー、マイケル・ケイン、ランス・ゲスト、マリオ・ヴァン・ピーブルズ、カレン・ヤング、ジュディス・バルジ。

ジョセフ・サージェント監督。1987年アメリカ映画。
| oga. | 映画 | 14:34 | - | - |
キャバレー (1972)
キャバレー 第2次大戦前のドイツを舞台に、キャバレーに集う人々をひとりの歌姫の目を通して描いた異色のミュージカル。ショーのシーンも楽しいが、米映画にしては繊細なタッチでひとつの恋愛を追っているのが新鮮。

 キャバレーというとすぐ日本風の風俗産業を思い浮べてしまうが、こちらは本家本元のちょっぴりエッチな笑いのステージ。そんな歌姫に恋をしてしまう彼女の間借人なんだけど、二人の生活スタイル、考え方、人生もろもろの違いに気がつき、次第に離れて行く。しかしそんなストーリーよりも、キャバレー見物の人生勉強って気分でした。

出演 ライザ・ミネリ、マイケル・ヨーク、ジョエル・グレイ、ヘルムート・グリーム、マリサ・ベレンソン

ボブ・フォッシー監督。1972年アメリカ映画。
| oga. | 映画 | 17:22 | - | - |
理由なき反抗 (1955)
理由なき反抗 反抗期の少年の行動と、大人の無理解を描いた傑作。だらしない両親にあいそが尽きた少年は、引っ越し先の町でも不良グループと問題を起こし、崖へ向って車を疾走させるチキンレースをする羽目になる。

 これは反抗期の少年の心理を的確についたすばらしい作品だと、何十年ぶりかに見て(?)そう思わさせられた。しかし一部の現代の子供たちは、もっとすざまじい野獣になり果てているから、この古きよき時代の映画をうのみにして、大人たちに「親子の対話が必要だ」なんてわかり顔をしてほしくないなあって気がする。対話より何より、親は子供に一目おかれる存在じゃないとだめだってことですね。

 ところで私はこれを中学生の頃に見たのですが、その時はジミーがハイスクール生だなんてまったく思えなくて(あまりにも大人びているから)どうしていい年した大人が親に反抗する姿が映画になるんだろうかって不思議に思いました。うーん、やっぱりジミーは凄い。

出演 ジェームス・ディーン、ナタリー・ウッド、サル・ミネオ、デニス・ホッパー

ニコラス・レイ監督。1955年アメリカ映画。
| oga. | 映画 | 15:21 | - | - |
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