
校舎が何回も全壊したことさえある不良の巣窟クロマティ高校に、お人好しがゆえに入ってしまった真面目な神山(須賀貴匡)。彼はあまりの学園の惨状に、友人の林田(虎牙光揮)と前田(山本浩司)と共に学園を変えようとするのだが空回りばかり。そんなある日、宇宙猿人ゴリが地球征服のためにやって来た。
少年マガジン連載・野中英次原作の人気ギャグマンガを、山口雄大監督が映画化。冒頭の古い白黒写真を交えてクロマティ高校の歴史が語られるあたりはなかなか重厚な雰囲気だったんだけど… 本編がはじまってからは最後まですべりこけっぱなし。これは、少年漫画誌を読む気構えで見ないとかなりきつい映画だぞ。
何と言っても、ギャグがあまりにおバカすぎて笑えなかったのが苦しかった。世代の違いか。とは言いながらも、「宇宙猿人ゴリ」なんて今の若者たちが知っているのだろうか? とにかくジャンクなものをごちゃごちゃにかき混ぜてシェイクして出来たって感じな映画。笑えるか笑えないかが評価の分かれどころでしょう。oga.は中盤は、とんでもなくしんどかったぞ。同じような映画として「逆境甲子園」は笑えたんだけどなぁ。
冒頭、お人好しの神山くんが入学したところからいじめ映画にならなきゃいいのにと心配したんだけど、まわりはみんなワルだと言いながらも彼をそれなりに受け入れてしまうところに安心した。意外といい映画なのかもしれない。
山口雄大監督。2004年日本映画。